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当店では1台の施工であっても2名がブース内に入って同時にスプレーすることも珍しくありません。
もちろん1人で施工できるだけのスキルを各人が持っていますので、1台を1名でスプレーすることも全然問題なく出来ます。むしろそっちの方が普通といえば普通です。
しかし、何故? 2名で・・・・?
その理由として「仕上がりの良さ」というか「よい仕上がり感」があります。
例えば、面積の大きいルーフパネル。 1人での施工であれば・・・
まずルーフの左右いずれかの半分塗って、反対に回って塗って・・・となるのが通常です。
これで全然よいですし、施工上、なんの問題もありません。
色を塗ったりする塗装の場合であっても、クォーツのスプレーであっても通常の施工の仕方であり
なんの間違いもないです。
では、2人でスプレーした場合。
軽自動車のルーフのサイズですと、2人で左右に分かれ同時にスプレーすれば・・・
分割されることなく1発で仕上がってしまうんです。
分割されるのとされない非分割、どっちがコーティングとしてよさげかといえば非分割の「1発仕上げ」のほうが仕上がりよさそうじゃないですか?
実際には1人でスプレーして分割であっても、わずかな時間の違いでしかないため、施工においてなん
ら問題があるわけではありません。
それでも2人でスプレーするメリットはいくつか感じるものがあり、わずかでも仕上がりによい影響をもたらすものもあるかと
思われます。
大きい面積を1人でスプレーすると疲れます。ガンを均等に運ぶにも疲れから乱れがでてきますのでこれがか
なり軽減できます。
今回のように面積の比較的狭い軽自動車であればよいのですが、ミニバンやそれ以上のサイズのクルマともなるとその症状が顕著になってきます。
大きいクルマのルーフですと1人でスプレーする場合、腕の振り幅から一度にスプレーできる幅が決まっていますのでまず右半分をスプレーしようと思った場合でも、右側だけで2分割。左右では計4分割程度が通常かと思われます。
2人でスプレーすれば、右半分を1人が2分割でスプレーし、左を同様にもう1人が担当します。
それでは同じように4分割になるのでは?と思われがちですが、左右から2人に同時にスプレーすることが可能ですので、実際には2分割相当で大きなルーフもスプレーすることが可能になります。
1人でスプレーするために左右移動したり、足場を上り下りするのに要するタイムラグを考えると、少なからず2人で施工するメリットも見えてきますし、仕上がりにちょっとでもよい作用を与えるようにも思えます。
実際に2人でスプレーするとスプレー具合がしっくりくるというか気持いいんですよね。
「しっくり具合」が仕上がりにもそのまま出るんじゃないかと思います。
しっくりとしたそんな時には仕上がりもやはりよいですから。
わずかな違いでしかありませんけど・・・それでもよいと思うことは積極的にやっていきたいと思っています。
2人で施工する難しさもあります。
まずは環境ですが、塗装ブースが無いと2人同時にスプレーすると結構なミストが舞ってしまうため、
それを処理できるだけの設備が必要かと。もし何の囲いもないところで2人でスプレーしたら工場内がミストでモクモクになっちゃいます。施工車以外のクルマがあればそれにも悪影響がでちゃいそうで怖いです。
あとは施工者のスキル。
2人が同じようにスプレーできないと左右で違うコーティングが出来上がってしまいますから注意が必要です。
2人の息が合っていることも大事かもしれません。
スプレー前には、ガンの設定値を揃えます。それでもガンによって「クセ」が違いますから、実際にガンを入れ替えながら試し吹きして調整します。お互いがガンを調整しあうことでお互いの感覚の誤差を補正することが可能になりますから、もしスプレーの最中でお互いのガンを入れ替えても同じようにスプレーすることができます。
この辺りは、お互いが塗装も長く経験してきているためにスプレーの感覚が身に付いている部分が生きています。通常の塗装であれば、エアのメーターを見なくとも音と眼でガン調整ができるくらいは経験があります。
でも、クォーツの場合には、メーターをちゃんと見て調整した方がよいですね。
実は、些細なことに意外と労力であったり時間をかけていたりするんですね。
常日頃から色んな事を試しつつ、勉強しながらコーティングに挑んでます。
ちょっとでもよいと思えばやってみます、試してみます。たまには失敗もありますが、それもまた勉強。
ある一定のところまではわりと簡単なのかもしれません。でも、その先を進もうとするととても大変だったり。
漫然と「普通であること」に満足するのではなく、少しでもよいもの、よいことを求めています。
「よいモノ」と「悪いモノ」の違いは解りやすいですが、「普通のモノ」と「それよりちょっとだけよいモノ」の差は
微妙で解りにくいものですよね。
それくらいの差でしかないモノかもしれませんが 私共は、微妙であっても、その差がわずかでも常によいガラスコーティングをお客さまに提供できるように日々勉強しております。
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